煙突改善 before after

Mr.Gnomeのブログ

☆ セルフビルドの表裏 ☆
作業を楽しみながら家族や仲間と作っていくセルフビルド !! 適切な知識やマニュアルを基に作業を進めれば達成感や安価にできる満足感に浸るメリットがあります。 反面、マニュアルや基本知識が伴わずイケイケドンドンで出来上がったモノには多からず危険や再施工・やり直しなど直ぐに気づかないデメリットを経験する結果となった現場を時折目にします。  今回は20年くらい前にログハウスと薪ストーブをセルフビルドされたと聞く現場からの案件でした。

  
この角トップのコーナー部四方にスキマが・・・ 本来笠として被らなければならないTOPの大きさも小さい
  
雨仕舞にならない小さすぎた角トップの周辺をコーキング打ちで苦労された跡が残っていた
  
隙間から侵入した雨とタールに目を覆いたくなる光景が表れた!! しかもチムニーボックス内壁に不燃材が貼ってない
  
取付方法にも不備の有った既存煙突とチムニーボックスをクレーンで撤去
  
その後作り直した新たなボックスを屋根面に取合せ施工
  
内壁にケイカル板を貼る
  

  
この地域の積雪量を考慮した雪割りも大き目に設置
外壁塗装の為に設置された外部足場を利用させて頂きこれで屋根上トラブルは解決。
残るは理に適っていない内部煙突の改善をどうされるか・・・が気がかりな現場でした。
よくある二つのパターン・・・医師から禁煙を薦められてやめる人、やめない人。
暮らしの中で提言を受け行動を変える人、変えない人(変えられない人)様々です。
それにはそれなりの場面や理由がありそれによって結果が決まる事も多々あります。
弊社OBさんから譲り受けられた薪ストーブをご自宅に設置される際、煙突の重要性と性能を説明したある方が「今までの煙突で10年使ってきて何もなかったのだから」と我流で設置され後で聞き伝えに家を全焼された事を知った時の複雑な気持ちは一度限りにしたいものです。

 

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